「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【ゾッ帝考察81】最終報告 第三章「特徴的な概念」

読む価値のあるものを書くか、書く価値のあることをしなさい

―― ベンジャミン・フランクリン

第三章 特徴的な概念

3.1 魔力と魔法

ゾッ帝の世界には、現実世界と同様の物理法則と共に、超自然的エネルギーである『魔力』が存在する。魔力の扱い方を体系的にまとめたものが『魔法』である。魔法を用いることで、物理法則に介入し、自分に有利な現象を引き起こすことができる。

このように、魔法は非常に有用だが、制限なく使えるわけではない。魔力を消耗すると気絶し、使用者が気絶した時点で魔法の効力も消える。

魔法を使うためには教育だけでなく先天的な才覚を必要とするが、魔法使いの特権階級化は起こっていないため、人口のうち、ある程度の割合の人々がその素質を持っているると考えられる。

魔法と文明

ゾッ帝には未来的事物、例えばアンドロイド、パワーグローブ、エアバイク、ホバーボード等々が登場する一方で、キャラクターが移動手段として馬を使ったり、剣や刀で戦ったりと、中世的な風景が描かれる場面もある。

この状況は一見矛盾しているように思われるが、実はそうではない。この世界には魔力という超自然的なエネルギーが存在しているため、魔力を持たない戦車を魔力を多量に含む剣が駆逐することも考えられる。

ゾッ帝世界は魔法文明であり、いわば「なんでもあり」なのである。

魔物

何らかの理由で魔力に影響を受けた、もしくは、人工的に魔法を組み込まれた、動物のことを『魔物』という。

(なお、古代ラウル帝国の技術者が帝国防衛のために作った魔物が、帝国滅亡後にプログラムの暴走によって、禁断の森に侵入している者を無差別に狩る存在へと変容したものは、通常の魔物と区別して『ハンター』という)。

3.2 神・死神とその力

「神」と聞くと、一神教的な創造神を思い浮かべる方が多いことだろう。しかし、ゾッ帝における『神』や『死神』とは、使役される霊的存在、いわば陰陽術の「式神」のような存在である。

神、死神はそれぞれ『神の力』、『死神の力』を持つ。これは莫大な魔法エネルギーで現実に干渉し、その力を使役する主人の願いをなんでも実現させることができる、という強大な力である。

神を使役できるのは光の力(善の想い)を持つ者、死神を使役できるのは闇の力(悪の想い)を持つ者に限られる。なお、神や死神の力の実体は莫大な魔法エネルギーであるため、それを物に封印したり、さらに物から物へ移すこともできる。

神・死神の作り方

神・死神は人間に呪いをかけ殺すことで作ることができる。具体的には以下の手順を経る。

① まず、儀式の間をつくる。

② そこへ人間を拉致、監禁し、食事を与えず餓死させる。

③ 餓死するまで、背中に呪の魔方陣を彫り続ける。

④ 餓死した人が呪いによって転生し、神や死神になる。

⑤ 儀式を行った者は神や死神を使役し、その力を使うことができるようになる。

本編でこの儀式を行ったと書かれているのは呪師と勘兵衛である。この2人は素材として子どもを拉致している。神や死神に転生した後も生前の人格を持ち続けるため、扱いやすい子どもを選んだものと考えられる。

また、本編には、神や死神が使役者を恨むほど、使役者に力を与えることになると書かれている。

3.3 魔王とその作り方

死神の力を自ら纏い、直接力を行使することができる者を魔王と呼ぶ。魔王になるためには、13人の姫君の生き血を飲む、という儀式を経る必要がある。この儀式の詳しい手順は描かれてはいないが、儀式の間を使うこと、儀式を執り行う魔術師が必要なこと、生贄に傷がつくと生贄の価値が下がること等々の制約が存在する。

3.4 死の過程

作者は「死ぬ→三途の川を渡る→本当に死ぬ」という死生観を持っているようである。三途の川を渡り切るまでには多少時間があるようで、その間に措置をすることにより生存を続けることができる。

Twitter でも言いましたが、キサナさんの「僕と君の夏休み ZOTT ZERO」をクリアしました。前回、セーブせずに進めていたら南の塔のザコ敵に負けてゲームオーバーになってしまい、

分けてセーブすんのが大事だからな。それをのびハザでしっかり学んだからな俺は

―― syamu game「Wii版バイオ4実況プレイ!第二話」にて

Syamuさん以下のプレイ能力を露呈してしまいました。当時、思ったより落ち込みまして再プレイするのが億劫だったのですが、今回クリアできて本当によかったです。最後が感動した(小並感)