「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【ゾッ帝考察79】最終報告 第一章「はじめに」

悪しき作家とは、読者に理解できない自己の内部での文脈を考慮に入れながら書く連中である。

―― アルベール・カミュ

はじめに

1.1 背景

広島県出身のクリエイター、syamu_game(1984~)は 2000年代末から様々な分野で活動し、多大なる影響を残した。彼の活動は、小説の執筆、作詞、作曲、歌唱、作画、動画制作といった芸術分野に留まらず、イベントの開催、新料理開発、配信による言論活動、のびハザ学研究など、多岐にわたる。

2014年12月のYoutube引退以降、syamu_game について様々な考察がなされているが、その多くが彼の動画作品や生活環境を対象としたものであり、小説作品についてはあまり顧みられてこなかった。特に長編小説『ゾット帝国シリーズ』は、一時、『第8回ファンタジー小説大賞』の受賞が確実視されるほどの支持を受けたカルト的作品である一方、読破すら困難と言われるほど難解であり、考察も少ない状況にある。

1.2 目的

本報告の目的は2つある。一つ目は、『ゾット帝国シリーズ』の内容を整理することで、この作品を読む際のガイドラインとなることである。二つ目は、syamu_game 氏が構想していたであろう『ゾット帝国シリーズ』の完成図を明らかにすることである。

なお、本編の情報量が少ないため、第二の目的を達成するためには、ストーリーの一部を二次創作で補わざるを得ない。この点は注意されたい。

1.3 構成

本報告の構成は以下のようになっている。

第二章では、ゾット帝国シリーズ全体の構成と物語の構造について述べる。

第三章では~ ※ 随時追記

1.4 用語と定義

ゾット帝国シリーズ

『ゾット帝国シリーズ』とは、syamu_game 氏が『裕P』名義で2015年に執筆し、小説投稿サイト『小説家になろう』で公開した『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~』と『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~』の2編の総称である。略称は『ゾッ帝』。本報告において「本編」、もしくは「原作」とはこのことを指す。

カイト編

本報告では『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~』を『カイト編』と呼称する。また、カイト編は『設定集』『禁断の森の奥』『異世界アルガスタ~異世界ユニフォンへ』『茜ちゃんと神さま』『栞の誕生日プレゼント』『目覚めた力』の6章に分かれているが、それぞれ『カイト編設定集』『カイト編1章』『カイト編2章』『カイト編3章』『カイト編4章』『カイト編5章』と呼称する。

ジン編

本報告では『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~』を『ジン編』と呼称する。また、ジン編は『設定集』『ルビナ姫との出会い』『激動のカーチェイス』『異世界アルガスタ~異世界ユニフォンへ』『信二の大学生時代』『屋敷での攻防』の6章に分かれているが、それぞれ『ジン編設定集』『ジン編1章』『ジン編2章』『ジン編3章』『ジン編4章』『ジン編5章』と呼称する。

syamu_game

ゾット帝国シリーズの作者である。一般的には大物Youtuberとして知られている。『小説家になろう』では『裕P』や『浜川裕平』と名乗り活動していた。本報告において「syamu」、「原作者」もしくは「作者」とは彼のことを指す。

順文学

狭義には、syamu_game 氏が執筆した小説群、広義には、彼の言語表現の総体を指して『順文学』という。本報告おいては前者の意味で用いる。

※ 随時追記

1.5 先行研究

順文学研究の第一人者、『ぎ~く』氏は、2015年にブログ『はなくそモグモグ』にて「順文学頻出表現」や「ゾット帝国シリーズの原題」に関する考察を行い、syamu_game 氏の語彙力やゾッ帝の執筆過程を明らかにした。

ゾッ帝二次創作小説の作者、『剣竜』氏は2015年より公開している『ゾット帝国物語外伝 丘の民の伝説編』にて、執筆の合間を縫い、世界観やキャラクターに関する考察を行っている。

『大便ソムリエ』氏は、ブログ『淫夢+syamuの一考察』にて、2016年より「ジン編ガイジポイントツアー」と題し、ジン編の文章表現を精査している。

『天野美咲』氏は、2017年にブログ『An Algasta』にて、カイト編1章の登場人物の情報を簡潔にまとめた記事を公開している。

キャラクターカイト スプラトゥーン2

キャラクターカイト スプラトゥーン2

浄水器兄貴コメントありがとナス!

仕事の関係でバタバタしてまして、投稿頻度が下がっていますが許してクレメンス