「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【ゾッ帝考察63】「ゾット帝国」の由来(ゾッ帝初心者向け)

タイトルにあるのに本編では全く言及されない謎の国、ゾット帝国。

私は考察を進める中で、その実態は連邦国家である、という仮説を提唱するに至りました。 (詳しくはこちら→【ゾッ帝考察41】カイト編 2章~5章 中間報告G「地理・国家・組織・勢力」

しかし、肝心の国名については考察してきませんでした。

今回は、「ゾット」の由来に迫りたいと思います。

① 「Syamuさんオリジナルの用語」説

かなりSyamuさんに好意的な解釈をすれば、「ゾット」という固有名詞はSyamuさんの創作であり、何の元ネタもない、と考えることもできます。

まあ、仮に何らかの元ネタがあったところで、パクリ、インスパイア、オマージュ等の線引きは曖昧ですから、本人が創作だと言えば反論は難しいですしね。

でもね、私はこう思うんです。

人間は無から何かを生み出すことはできない。(オリジナルメニューと言って既製品をくっつけるような人なら尚更)。

必ずや発想の源があるはずだ、と。

② 「単語自体に意味があった」説

まずは辞書を引いてみましょう。

ぞっ-と
[副](スル)寒さや恐怖などのために、また、強い感動を受けて、からだが震え上がるさま。「ぞっと寒気をおぼえる」「今地震が来たらと思うとぞっとする」「ぞっとするほど美しい顔立ち」

出典:ぞっとの意味 - goo国語辞書
うーん……。

「ぞっとする」って、強い感動を表すときにも使える単語ですけども、基本的には恐怖に対して使いません?(私だけですかね?)これが元ネタでないとは言い切れませんが、ネガティブなイメージの強い言葉を主人公が属する国の名前にするかなぁ……という気もします。

日本語以外ではどうでしょうか。まずは英語です。

zot(1)
[名詞] (米学生俗) 無,ゼロ,零点.

zot(2)
[感嘆詞]
1. (動きなど,素早さを表して) びゅー,さっ.
2. (雷鳴などの) ドスーン,ズシーン.

出典:zotの意味 - goo辞書 英和和英

Syamuさん、どんだけゼロに愛されてるんだよ……。

しかし、アメリカのスラングなんて、まず耳にする機会はないですよね。留学やホームステイでもすれば別ですが。

さらに調べを進めたところ、こんな記事を見つけました。

「ブルッグス・ゾット」にはこんな物語があります。
かつてブルージュオーストリー大公マキシミリアンを迎え入れた際、人々は大公に新しい精神病院を建てるための資金援助を依頼するため、馬鹿を真似た派手なパレードを行いました。
すると皇帝は言いました。
「今日私は馬鹿にしか会っていない。ブルージュの町こそ大きな精神病院だ!」と。
それ以来ブルージュの人々は「ブルッグス・ゾット (ブルージュの馬鹿)」と呼ばれるようになったのです。

出典:ブルッグス ゾット・ブロンド 330ml 【ベルギービールJapan】

オランダ語では「ゾット」=「馬鹿」という意味なのか……(呆れ)

また、google翻訳で検出したところアルバニア語で「zot」は「神」という意味らしいです。「なんたって俺自身が神だから? ヘッヘッ(笑)」と言っていたのは本当だったんすね~。

いろいろと見てきましたが、どうやら腑に落ちるものはなさそうです。

③ 「マンガやゲームが由来」説

「ゾット」という固有名詞が登場する作品は、私が調べた限りでは、

1. ゾット族(小説『アルスラーン戦記』に登場する部族)

2. ゾットの塔(ゲーム『ファイナルファンタジーⅣ』に登場する地名)

の2つです。ちなみに「ゾッド」という固有名詞だと、

3. ゾッド(漫画『ベルセルク』に登場するキャラクター)

4. ゾッド将軍(漫画『スーパーマン』に登場するキャラクター)

の2つがヒットしました。
この4つの中でSyamuさんが言及したことがあるものは(おそらく)ひとつだけです。

いやいやいや、初めてゲームをやったのが、生まれて初めてゲームをやったのがスーファミの『スーパードンキーコング』です。スーファミねー、おばあちゃんに買ってもらったなあ。セットで買いました。スーファミと『スーパードンキーコング』セットで買って。もうそっからねー、ゲームにハマっちゃってねー『スーパードンキーコング』。
(中略)
スーファミねー名作が沢山ありますからねー。ドラクエFF、そしてテイルズ、ロックマンとかねースーパードンキーコングとか、ボンバーマンとか。名作ばかりですよスーファミは。あとマリカーとかね、スーパーマリオワールドスーパーマリオコレクションとかね、沢山ありますよ。ほんまに。ときメモ、とかありますね。あとーかまいたちの夜とかね、ありますね。ええ。

出典:本編書き起こし/実写系/フリートーク - Syamu_game @ ウィキ

セットで、という発言がありますね。スーパードンキーコングの発売日から考えると、Syamuさんがスーパーファミコンを手に入れたのは1994年11月以降となります。一方、ファイナルファンタジーⅣは1991年7月に既に発売されていました。一見すると時間が空きすぎているように感じますが、当時のSyamuさんは小学生です。

ゲームソフトが1本1万円前後した(参考:第1話「スーファミって何ですか?」(六恩治小夜子) - カクヨム)という時代背景を考慮すれば、友達の家でゲームを遊ばせてもらう、という行為は現在よりも頻繁に行われていたと考えられます。

また、先ほど候補として挙げた4つのうち「ゾットの塔」以外の3つは地名ではありません。消去法的に考えても、一番可能性が高いですね。

さらに言えば、ゾット帝国カイト編1章では「神の塔」という地名が登場しています。主人公カイトはそこへ行き、(おそらくは)敵のボスと対決する予定でした。

こういった状況証拠から、FF4の「ゾットの塔」が「ゾット帝国」の由来になっただけでなく、カイト編1章のストーリーの元ネタになった可能性も十分にあると思います。

④ 「実在の人名や地名などが由来」説

可能性は低いですが、一応列挙します。

1. ゾッド星島(聖飢魔IIの初代ベーシスト)
2. ZOTT早稲田フットサルクラブ(関東1部リーグ所属のフットサルクラブ)
3. レナン・ダル・ゾット(ブラジルの元バレーボール選手)
4. ゾットルム(ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州の町)
5. Zot!(スコット・マクラウドの漫画作品)

結論

ファイナルファンタジーⅣ」の「ゾットの塔」が「ゾット帝国」の由来である可能性が高いと考えられる。

以上、プレバト無職の動画が7位ランクイン記念の記事でした。