「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【ゾッ帝考察35】カイト編 2章~5章 中間報告C「タイムトラベル問題・全体構成」

Syamuさんが撃たれた時のルフィ「純粋悪のおっさーーーん!!!」

タイムトラベル問題について

前回の記事で、呪師の時代に神と死神の力が暴走し、宇宙規模の魔法災害が発生したことで、アルガスタとユニフォンの時間に100年近いズレが生じてしまい、2つの宇宙が分裂した、ということを書きました。何の説明もなくサラッと書いてしまったんですが、この「100年近いズレが生じ」の部分は、ほぼ私の創作です。この章では、なぜこのような創作をしなければならなかったのか、ということについて説明します。

転移魔法でタイムトラベル?

カイト編2章では、キャラが2つの世界を行き来するだけでなく、時間も行き来するので、話が分かりにくいんですね。

カイト編2章1話~2話の時点で、アルガスタ側で起こった、もしくは起こったと思われる主な出来事は4つです。それを起こった順に並べると、このようになります。

① (基準日=紅月の日)カイトが死亡

② (カイト死亡後)ルエラ姫がユニフォンへ逃亡(転移)

③ (紅月から1週間後)魔王が復活に失敗し、ユニフォンへ転生

④ (魔王転生後)アリスが魔王を追ってユニフォンへ転移

一方、それを受けたユニフォン側では、以下の順番で出来事が起こっています。

① ルエラ姫がユニフォンへ無事に転移(生存)

② 魔王がユニフォンへ転生し、暗躍をはじめる

③ カイトが光秀に転生、同時にアリスがユニフォンへ到着

これらを図にまとめると、以下のようになります。

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あれ~おかしいね?

転移魔法を使って移動したはずのルエラとアリスがタイムトラベルしちゃってるね。

どうしてくれんのこれ(憤怒)

転生の際に時空を越えるのは分かるんですよ。転生ですから。でも死んだわけでもないルエラやアリスが時間を越えられるんだったら、ルエラは紅月の前のアルガスタに戻って、紅月の日に魔王教団が攻めてくることをみんなに伝えて対策を練ればいいですよね?

こういうことになるので、タイムパラドックスが主題の作品でもない限り、そう易々とタイムトラベルさせるわけにはいかないんです。

解決策

で、気づいたんですが、主要人物たちは揃いも揃って同じ時空から同じ時空へ移動しているんですね。ということは、そもそもアルガスタとユニフォンの時間の流れがズレている、と考えれば、全部解決するのではないか?

じゃあ、なんで2つの宇宙で時間がズレたのか?

呪師の時代に神と死神の力が暴走→2つの宇宙の時間軸がずれる→これが宇宙分裂の実体、ということにすれば、説明できるじゃない!

という、かなり無理やりな解釈をしたのをまとめたのが、こちらです。

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「アルガスタとユニフォンの分裂」=「時間軸のズレ」と解釈することの良さは、宇宙分裂の流れとタイムトラベル問題を同時に解決することです。

問題点

一方で、この解釈は問題もはらんでいます。本編の設定集で、葛城は

未来のアルガスタからユニフォンに移住してきた

と説明されています。

そうです。この「時間軸のズレ」解釈に基づくと、今度は葛城がタイムトラベルしたことになってしまうんです(笑)

とはいえ、アルガスタとユニフォンの間で一般人が移動したり、移住したりすることが容易ということは、紅月に代わる常設ゲートがあると考えるべきです。紅月以外の常設ゲートがあるということは、時間軸のズレが修正されていないと難しいでしょう。

有難いことに、アルガスタとユニフォンを巻き込んだ魔王教団との戦いが発生している最中ですので、うまいこと巨大術式を発動させて有史以来の時間軸のズレを直すチャンスはあるでしょうし、それをカイトが成し遂げれば、英雄として讃えられるのも頷けます。

なお、「時間軸がズレている空間に転移・転生した時点で、それは実質的にタイムトラベルだから、各所でタイムパラドクスが発生して物語が破綻するんじゃないの?」と思った兄貴がいたら手を挙げて下さい。

……君のような勘のいいガキは嫌いだよ

カイトが魔王を倒して、なんやかんやあって、最終的には今までの世界線が消失して、魔王教団による王族襲撃のなかった世界線が生成されるから、大丈夫大丈夫。へーきへーき。(ほんとぉ?)

そもそも、原作の時点で時系列が滅茶苦茶なので、なんと説明をつけても矛盾は生まれるので、そこは余白部分を創作することで強引に乗り切ります。

全体構成

以前の記事で、1章~2章と3章~5章の2部構成なのではないか、と考察したこともあるのですが、現時点では3部構成なのではないか、と考えています。1章と2章のつながりが意外と薄く、かつ、敵やアイテムも異なっているためです。図にまとめました。

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第一部のオーヴに(対の)と付け足したのは、第一部~第二部が第三部とリンクしているとすると、対の勾玉のようにオーヴもまた対になっている可能性が高い、と思ったからです。

ニコル=転生した魔王 説

第二部に4章の一部を含んだり、魔王=ニコル?と書いたのにも理由があります。2章の時点では、ニコルは魔王教団の一員である、と考えていましたが、4章で生贄を使う儀式をして王になるという目的を表明したり、魔界(=アルガスタ?)から召喚(=転生?)されたと書いてあるなど、改稿が及んでいないだけで、2章の魔王の原形なんじゃないの?と思われる記述が多くあります。

いっそのこと、ニコルは転生した魔王ってことでいいんじゃないか、ということで、新説を唱えます。

今思ったんですけど、4章全部+5章1話を第二部とした方が分かりやすかったですね。ジン編考察後の最終報告の時には直しておきます。(今回は)お兄さん許して、(修正に)時間かかっちゃぁう↑

次はキャラの相関図とかを作ろうと思っています。

たぶん、数日はかかると思います……。