「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【ゾッ帝考察33】カイト編 2章~5章 中間報告A「解釈の方針・物語の構造」

2章~5章の中間報告と言っていますが、実際には1章を含めたカイト編全体の考察をまとめたものになります。長いので、前回の中間報告と同様に、幾つかの記事に分割したいと思います。

解釈の方針

まず、中間報告を書くにあたり、過去の記事を読み返したところ、「いくらなんでも私の想像が入りすぎじゃないか?」と思ったんです。

もともと、このブログは「『ゾット帝国』を小説として読む際のガイドラインづくり」を目的として始まったので、自分としてはストーリーの流れを重視して考察してきたつもりなんです。しかし、本編の情報量の少なさと矛盾の多さを補い、ある程度ちゃんとしたストーリーを成立させようと試みた結果、かなりの部分で私個人の想像が入ってしまったんですね。

今後も、このままの方針で行くと、もはや考察と言うより二次創作になってしまうのではないか……。正直、かなり悩みました。

しかしながら、第二遭遇兄貴(2016年3月24日にsyamuさんに遭遇)の証言から、syamuさんが「ゾット帝国」の続編を書くことはないと考えられますので、本編の空白部分が新情報によって判明する、という展開は絶望的だということ。

そして、未完成の作品を完成品として読むには、どうあがいても不足部分を想像で補うしかないということ。

また、考察だとか、二次創作の範疇だとか、悩んでいても、私の人生には何のプラスもないこと。

これらを勘案した結果、「ある程度の根拠を示した上での創作」はOKということにしようと思います。「いやいや、それはさ、それはキミの甘えじゃないか?」という人がいたら、ほならね理論で論破しようと思いまスゥゥゥゥ……

物語の構造

 結論から言いますと、カイト編は 悪の系譜 VS 善の系譜 という単純な構造をしています。

そして、この二項対立を生み出した原因が、「呪師(悪しき者)」です。

ゾッ帝世界のシステムを構築した呪師

本編から、呪師(悪しき者)が、とある姉妹を呪い殺して神と死神に転生させたこと、紅月を作ったことは、ほぼ確定です。また、本編中には、神と死神の力が暴走して国が滅んだ→その力を物に封印した、という記述があります。

ここからは多分に想像が入りますが、呪師は以下の流れでゾッ帝世界の基本システム(2つの宇宙、紅月、オーヴなど)を創り上げたと考えられます。

① そもそもアルガスタとユニフォンは(おそらく鏡面世界のような)一対の宇宙だった。 

② ある時、呪師は、とある姉妹を呪い殺して神と死神に転生させる。

③ その力を利用して紅月(常設)を創り、アルガスタとユニフォンを支配する。

④ その後、神と死神の力が暴走したことで、大規模な魔法災害(紅月が100年に1度しか昇らなくなってしまう、アルガスタとユニフォンが分裂)が発生してしまったため、呪師の支配は崩壊する。

⑤ 呪師は、強大な力を他者に渡したくなかったため、その力を複数の鉱物に分割して封印する。この時に作られた鉱物は、のちに「オーヴの原石」と呼ばれるようになる。

⑥ 生き残った民衆により、呪師は殺され、呪師の時代は終わる。神と死神の力は「オーヴの原石」という形で様々な人の手に渡り、歴史を作っていくことになる。

呪師の時代以降

悪の系譜とは、死神の力(死神のオーヴや勾玉)を受け継ぐ者たちのことで、「古代王ウィリアム」→「魔王」→「黒装束の集団(ウィリアム王の復活が目的)」→「100年前に封印されたはずの魔王」→「勘兵衛(呪師と同様の行為)」 です。

善の系譜とは、神の力(神のオーヴや勾玉)を受け継ぐ者たちのことで、「アリーシャ(ウィリアム王の妃)」→「討伐隊」→「幼少のカイト」→「カイト」→「光秀(カイトの子孫)」です。

図にまとめてみました。

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悪の系譜の人物が世界を支配しようと行動を起こす、善の系譜の人物がなんやかんやで世界支配を阻止する、というのが基本的なストーリーになります。 

syamuさんが今日前後に復活するかどうか、監視したいので、次の記事は数日後になると思います。