「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【ゾッ帝考察27】カイト編 4章 2話「千春とニコル」

登場人物が

全 員 無 能

本編リンク:ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~ - 千春と二コル

ニコルと千春の来歴

千春は人形師だった。千春の父が黒魔術に手を出し、人形に命を吹き込もうとしていた。やがて、千春の父は禁断の黒魔術を完成させ、一冊の魔導書と魔具を作った。しかし、噂を聞いたならず者がそれを奪おうと店に押しかけた。千春の父は殺され、千春自身も両眼を切られ失明した。ならず者は魔導書と魔具を発見できなかった。

千春は父から受け継いだ魔具(指輪)を用いて、失明する前に完成させていた人形に魔術で命(=魔界から召喚された魔物の子ども)を吹き込んだ。それがニコルである。ニコルは、千春の額に目を彫り、眼のように見ることができるようにした。

ニコルの目的

ニコルの目的は、十三人の姫君の生き血を飲んで王になる(国盗りをする)こと。若い娘の血でなければならない、生贄を傷つけてはいけない、儀式(千春の力が必要)をしなければならない等の制約がある。町の瘴気はニコルが魔力で覆わせもの(宗次郎の母が病で倒れたのもこれが原因)で、王になれば国中を瘴気で覆うことができるようになる。

千春が使用した魔術

今回の話で千春が使用した魔術は2つです。1つ目は光秀に使った重力魔法らしきもの、2つ目は茜に使った「呪い」という魔法です。2つとも発動の際に魔導書を使用しています。

2つ目の「呪い」は茜が「苦しそうに口から泡を吹き、悪魔のように白い眼を剥いている」という状態になるほど過酷なものでした。なんとなくストーリー上も重要そうです。この術を使用した後、千春は「ふらつきながら欠伸」をし、うたた寝をはじめる(不用心)なので、かなり魔法力を消費する術のようです。

なお、この呪いを掛けられた人は「額にみみず腫れしたような呪の文字が浮かび上が」るそうです。イヤだねぇ。

千春とニコルの謎

① 「魔導書がなくとも、魔具があれば、術は発動できる。」という記述からは、千春は魔具(指輪)しか父から受け継いでいない、と読み取れますが、じゃあ今持っている魔導書はどこからきたんだ?という疑問があります。

② 千春は術をかけた相手(不確定)の心を読めるようですが、それがなぜかは明示されていません。

③ これまでの流れ的に魔王=ニコルと考えるのが自然に思えますが、今回の話で、ニコルは「魔界から召喚された魔物の子ども」となっています。

魔術(呪文)と魔力

ニコルは「千春の魔術がないと戦えない」と言っていますが、その後、茜相手に魔力を使って戦闘しています。おそらく、千春は魔術(呪文)と魔力の両方を使える(=術師)、ニコルは魔力はあるが魔術は使えない、ということなんだろうと思います。

勾玉の効果

カイトのオーヴと同様に、使用者の願いを何でも叶える力があり、千春の術に縛れているのに喋れる・歩ける、術をかけたはずの千春の方を逆に縛り動けなくする、茜の心の声が聞こえる、力の強風で千春を気絶させる、などの猛威を振るっています。カイトのオーヴと違うのは中に詰まっている神様と会話できる、という点ですね。

千春曰く、勾玉は魔具だそうですので、魔具というのは神力(もしくはそれと同格のもの)が封じられた道具ということなのでしょう。

勘助

誰やねん

 最後の、頭の中に声が~のくだりは、次回で扱いたいと思います。