「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

【『これが~ユージの歩く道!』考察】第六回「第一話の内容」

ゾッ帝最終報告の4章を投稿したいのですが、どうしてもまとまらないので、とりあえずユージ考察を進めます……。

あと、先日、このブログの総アクセス数が22000回を突破いたしました。いつもご覧下さり本当にありがとうございます。稚拙な文章ですが、これからも投稿し続けていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

第一話の内容

出典:piapro(ピアプロ)|テキスト「これが~ユージの歩く道! 第一話」

章のタイトル

章のタイトルは「~プロローグ~ 三人の出会い編」となっていますね。主人公を含めた3人が主要キャラとして位置づけられているようです。

主要キャラが3名というのはゾッ帝にも、ありますねぇ! ありますあります。第一部ではカイト、ミサ、ネロ、第三部では光秀、茜、宗次郎が該当します。どちらも「主人公+ヒロイン+親友の男」という構成です。

今のところ、私はこの作品がゾッ帝の原点であると睨んでますので、タイトルにある「三人」は「主人公+ヒロイン+親友の男」という構成なのではないかと予想しておきます。

最初のシーン

まず、主人公の少年は気弱な性格で、暗くて狭い部屋に閉じ込められる、といういじめを複数人から日常的に受けていた、ということが描かれます。

次に、主人公はそのことを両親に相談できなかった、また両親もそれに気づいていたが、息子の成長を見守ろうと、あえて何も言わなかった、という記述があります。

すごく良い書かれ方をしていますが、息子がいじめられていることに気付いているのに何もしない親というのが、正しい状況というのは結構あるもんなんでしょうか? 「両親だけが、少年の唯一の理解者だった。」という文が、腑に落ちない自分がいます。

次のシーン

自分をいじめる少年たちに対して「こんなの友達じゃない」という想いを抱いたことをキッカケに、主人公の中で別の人格が目覚め、身体を乗っ取ります。この人格は怒りに身を任せて行動するような、情動的な人格のようですが……。

本文を読む限り、単にキレただけのようにしか思えないんですよね……無粋かもしれませんが……。

ともかく、主人公は気弱な人格と激情型の人格の2つを持っている、二重人格者のようです。前者が元々の性格ですね。

17人のわたし ある多重人格女性の記録

17人のわたし ある多重人格女性の記録

剣竜さんコメントありがとナス!

【『これが~ユージの歩く道!』考察】第五回「キャラクター設定③ 頻出表現」

キャラクター設定だけで3つも記事を書くことになるとは思わなかったゾ……

前回の記事に、素人syamu学者 さん と 浜ちゃん さんからコメントをいただきました! ありがとうございますやでほんま。俺からしたら。

コメントで考察や情報提供をしてくれる人が増えて、ウレシイ……ウレシイ……(ニチニチ)

出典:浜ちゃんさんの小説人物設定 | 初音ミクの発表会

頻出表現まとめ

キャラクター設定を一枚の表にまとめてみました。

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すっげえきつかったゾ~。間違いあったら教えて下さい、オナシャス!

で、分かりやすく色をつけたのがこれです ↓

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※ 図の青矢印は「内容が似てる」という意味でつけました。

頻出表現① 身長173センチ 体重58キロ

男性キャラ3人中3人の身長体重が一致しているのは、やっぱり変ですよねぇ。

これが理想の体型ってことなんかなぁ……。

頻出表現②・③ 白人・風紀委員長

いわずもがな。

頻出表現④ クールないい男を目指している

男性キャラの説明ならば分からなくもないのですが、女性キャラ(しかも5人全員)の性格が「クールないい男を目指している」となっているのは、一体何なんでしょうか?

前川祐二のポリシーの欄にも「クールないい男を目指す」とあるので、実質的に全8キャラ中6キャラがクールな男を目指すという異常な状態になっています。

頻出表現⑤ 仲間思い、正義感が強い、お人好し、責任感が強い、熱血漢、曲がったことが嫌い

あらら……また女性キャラ全員が同じ説明ですね。一体何がしたいんでしょうか?

前川祐二も「お人好しの熱血漢」という設定なので、それを含めると全8キャラ中6キャラが熱血漢となってしまいます。この学園、松岡修造が経営してるんじゃないでしょうか?

頻出表現⑥ デジタルが嫌い、恋愛奥手

女性キャラ5人中4人が「デジタルが嫌い、恋愛奥手」なんだそうです。

ついでに前川祐二もデジタルが嫌いという設定です。

頻出表現⑦ (嫌いなモノ)携帯、パソコン

また女性キャラ全員が同じ説明です……。

なぜこんなに設定が被っているのか?

まず、この設定は制作途中だから、という理由が挙げられます。Syamu_game @ ウィキを見ますと、どうやらSyamuさんは「主人公:設定途中」のように、未完成であることをタイトルで示した上でpiaproに掲載していたようです。まあ、そうだとしてもお粗末すぎますが……。

次に考えられるのは、キャラ設定をコピペして作っていったためにコピペ元の記述が残ってしまった、ということです。女性キャラの設定は明らかに被りすぎているので、コピペして作ったのはまず間違いないと思います。

そして、前川祐二+女性キャラ5名は、「熱血漢」と「クールな男を目指す」と「デジタル苦手」の設定が共通しているのも興味深いですね。

私はこう予想しました。Syamuさんは「熱血キャラ=クールな男を目指す=デジタル苦手」という固定観念を持っており、それを元に前川祐二と水木彩の設定を作ったのではないか。そして、水木彩の設定をコピペして篠崎エリナ、篠崎エリナの設定をコピペして吉永涼子、というふうに書いていったところ、出来上がっていた項目だけを直したがために、一部の設定がそのまま残ってしまったのではないか。

男性キャラの身長体重の一致も、前川祐二の設定をコピペして沢木拓哉、沢木拓哉の設定をコピペして橘明人、というふうに書いていったからではないか……。

あと、読むにつれて設定の項目が減っていくのも、コピペを繰り返したことによるものだと思います。多分、項目を統一して見やすくするよりも、前書いたものを書きなおすのが面倒だという気持ちがまさったんでしょう。

その他の注意ポイント

前川祐二の誕生日3月4日がSyamuさんの誕生日と同じだということは知っていたのですが、今回よく見てみたら沢木拓哉の誕生日が4月3日でした。月と日の数字を入れ替えただけですね。ということは、沢木拓哉の設定にもSyamuさんの自己投影が入っている可能性が出てきました。また、ゾッ帝のカイト・ジンと同様に、この物語も祐二・拓哉のダブル主人公である可能性がありますね。

宮乃和美は15歳であるにもかかわらず住所が「聖北学園三年女子寮」になっています。これもコピペの残骸であると思われます。おそらく天野美佳の設定をコピペした際に直し忘れたのでしょう。

以前ニコニコ動画に投稿した「プレバト!!で自作の俳句を披露する大物Youtuber」が「月刊シャム動画ランキング 2018年4・5月合併号」にて15位にランクインしました。再生してくださった皆様、本当にありがとうございます。

8月11日のオフゼロデーまでに1本くらい動画を上げたいなぁ……と思っているのですが……。

【ゾッ帝考察81】最終報告 第三章「特徴的な概念」

読む価値のあるものを書くか、書く価値のあることをしなさい

―― ベンジャミン・フランクリン

第三章 特徴的な概念

3.1 魔力と魔法

ゾッ帝の世界には、現実世界と同様の物理法則と共に、超自然的エネルギーである『魔力』が存在する。魔力の扱い方を体系的にまとめたものが『魔法』である。魔法を用いることで、物理法則に介入し、自分に有利な現象を引き起こすことができる。

このように、魔法は非常に有用だが、制限なく使えるわけではない。魔力を消耗すると気絶し、使用者が気絶した時点で魔法の効力も消える。

魔法を使うためには教育だけでなく先天的な才覚を必要とするが、魔法使いの特権階級化は起こっていないため、人口のうち、ある程度の割合の人々がその素質を持っているると考えられる。

魔法と文明

ゾッ帝には未来的事物、例えばアンドロイド、パワーグローブ、エアバイク、ホバーボード等々が登場する一方で、キャラクターが移動手段として馬を使ったり、剣や刀で戦ったりと、中世的な風景が描かれる場面もある。

この状況は一見矛盾しているように思われるが、実はそうではない。この世界には魔力という超自然的なエネルギーが存在しているため、魔力を持たない戦車を魔力を多量に含む剣が駆逐することも考えられる。

ゾッ帝世界は魔法文明であり、いわば「なんでもあり」なのである。

魔物

何らかの理由で魔力に影響を受けた、もしくは、人工的に魔法を組み込まれた、動物のことを『魔物』という。

(なお、古代ラウル帝国の技術者が帝国防衛のために作った魔物が、帝国滅亡後にプログラムの暴走によって、禁断の森に侵入している者を無差別に狩る存在へと変容したものは、通常の魔物と区別して『ハンター』という)。

3.2 神・死神とその力

「神」と聞くと、一神教的な創造神を思い浮かべる方が多いことだろう。しかし、ゾッ帝における『神』や『死神』とは、使役される霊的存在、いわば陰陽術の「式神」のような存在である。

神、死神はそれぞれ『神の力』、『死神の力』を持つ。これは莫大な魔法エネルギーで現実に干渉し、その力を使役する主人の願いをなんでも実現させることができる、という強大な力である。

神を使役できるのは光の力(善の想い)を持つ者、死神を使役できるのは闇の力(悪の想い)を持つ者に限られる。なお、神や死神の力の実体は莫大な魔法エネルギーであるため、それを物に封印したり、さらに物から物へ移すこともできる。

神・死神の作り方

神・死神は人間に呪いをかけ殺すことで作ることができる。具体的には以下の手順を経る。

① まず、儀式の間をつくる。

② そこへ人間を拉致、監禁し、食事を与えず餓死させる。

③ 餓死するまで、背中に呪の魔方陣を彫り続ける。

④ 餓死した人が呪いによって転生し、神や死神になる。

⑤ 儀式を行った者は神や死神を使役し、その力を使うことができるようになる。

本編でこの儀式を行ったと書かれているのは呪師と勘兵衛である。この2人は素材として子どもを拉致している。神や死神に転生した後も生前の人格を持ち続けるため、扱いやすい子どもを選んだものと考えられる。

また、本編には、神や死神が使役者を恨むほど、使役者に力を与えることになると書かれている。

3.3 魔王とその作り方

死神の力を自ら纏い、直接力を行使することができる者を魔王と呼ぶ。魔王になるためには、13人の姫君の生き血を飲む、という儀式を経る必要がある。この儀式の詳しい手順は描かれてはいないが、儀式の間を使うこと、儀式を執り行う魔術師が必要なこと、生贄に傷がつくと生贄の価値が下がること等々の制約が存在する。

3.4 死の過程

作者は「死ぬ→三途の川を渡る→本当に死ぬ」という死生観を持っているようである。三途の川を渡り切るまでには多少時間があるようで、その間に措置をすることにより生存を続けることができる。

Twitter でも言いましたが、キサナさんの「僕と君の夏休み ZOTT ZERO」をクリアしました。前回、セーブせずに進めていたら南の塔のザコ敵に負けてゲームオーバーになってしまい、

分けてセーブすんのが大事だからな。それをのびハザでしっかり学んだからな俺は

―― syamu game「Wii版バイオ4実況プレイ!第二話」にて

Syamuさん以下のプレイ能力を露呈してしまいました。当時、思ったより落ち込みまして再プレイするのが億劫だったのですが、今回クリアできて本当によかったです。最後が感動した(小並感)

【『これが~ユージの歩く道!』考察】第四回「キャラクター設定② 主人公以外」

日付変わっちゃったけど、もう一個投稿するゾ

出典:浜ちゃんさんの小説人物設定 | 初音ミクの発表会

キャラクター設定の続き

水木彩

主人公の次ですからヒロインかと思われます。高校2年生。

「最恐のツンデレ」という煽り文句ですが、抜粋されているセリフは

「あんたムカツク……あたし、がんばるから……こんなあたしでも、何が出来る筈だから……ごめん……」

というクッソ弱々しい内容となっております。

以下は piapro - 作品 - Syamu_game @ ウィキ からの引用です。

・「好物:パン」となっており、2015年に「パン好きの女は多い。」とツイートしていたようなことをこの当時から感じていたらしい
・後に書かれたゾッ帝のヒロイン(ミサ・ルエラ姫)も気の強いツンデレ的?キャラクターという共通点あり

沢木拓哉

高校2年生。御曹司だけども父の会社を継ぎたくないので校内一の不良生徒になったんだそうです。贅沢なことですね。

重要そうなキャラなのにプロットには登場しておりません。

前川祐二と同様に、設定が非常に詳しく書かれていますし、家族構成も

両親:父親・母親

兄弟姉妹:妹

と、Syamuさんを彷彿とさせるものになっています。

syamuさんお得意(?)のダブル主人公(ゾッ帝のカイト・ジン的な)でしょうか?

プロットが2つあるのはそういう理由だったりして……。

篠崎エリナ

「金髪でカタカナ語まじりってことはハーフかぁ……それで社長令嬢で生徒会長ねぇ……ありがちだなぁ」と思ったそこのあなた! Syamuさんの才能を見くびるな!

この篠崎エリナというキャラはオーダーメイド制エアガン武装している露出魔かつ潔癖症なのだ!

すげえよ、Syamuは。

吉永涼子

篠崎エリナと同じく高校3年生。関西弁の風紀委員長です。

プロット①が正しければ、主人公は転校早々、このキャラのファーストキスを奪ってしまった上、胸を触ってしまう、という展開になるはずなのですが……(続く)

天野美佳

おい!引きこもり! こいつも風紀委員長ってどういうことだよ! 聞いてんのか!

本当にキレそうになったので、急いでストロングゼロ買ってきました。飲みながら書いてますけども、これはひどい

感想を聞いてみたいですよ。当時これを読んだ人に。この設定を初めて読んだ時にどう思ったか。風紀委員長が2人いるんですよ。絶対おかしいって……。(←フラグ)

高校3年生。「最強のヤンデレ」という煽り文句がついていますが、抜粋されているセリフは

「あらあら、美しくないわね。私を誰だと思ってるの?負け面は吠えてなさい、あなた達。私にひざまずきなさい」

S嬢かな?

宮乃和美

「だったらわたしを守ってください……約束してください……わたし、みんなと一緒に居たいです……ごめんなさいです……」

なにが「天然マスコット」じゃバカタレが、こいつの方がヤンデレくさいやんけ。

高校1年生なので後輩キャラなんですかね。プロット②が正しければ、こいつが不治の病を患っているヒロインということになります。

えーそして社会的地位は、っと……

社会的地位:風紀委員長

…………。

※ あまりにもこういった例(同じ表現や単語が複数のキャラの設定として書かれている)が多いので、これらは次の記事でまとめます。

橘明人

35歳の高校教師。主人公の担任。バツイチ、面倒くさがり、とダメな要素てんこ盛り。

「渋い中年オヤジ」って書いてあるけどさ、Syamuさん、あなた来年35歳ですよね。

Syamuさん、あなたは自分が創作した「ダメな中年オヤジキャラ」より、「ダメな中年オヤジ」になろうとしてるんですよ……。

※ なお、一般的に「中年」とは40代半ばから60代の人を指しますので、30代の人は「壮年」と呼ぶのが正しいです。

さて、橘明人の設定は前川祐二と同様、詳細に書かれています。

Syamuさんは当時25歳ですから、自分なり、自分の理想を投影したキャラとも思えません。Syamuさんの父がモデルなのではないか、という意見が出るのも致し方ないことですね。

仮にそうだとすると、Syamuさんの父は「若い頃は暴走族の総長を務め」、「自分の家庭内暴力が原因で離婚した事を後悔し」ており、「離婚した妻との間に授かった一人娘」がいることになってしまいます。まあ、どれが事実でどれが嘘かも分かりませんし、そもそもモデルじゃないかも知れませんし、本人に聞いてみないと分かりません。まあ、Syamuさんの父の誕生日が6月21日だというのなら、多少は信憑性も出ますけれどもね。

働きたくないよ…(NYN語録)

↑ (会社以外で)めちゃくちゃ使える

【『これが~ユージの歩く道!』考察】第三回「キャラ設定のテンプレはどこから来たのか?」

月の変わり目だからでしょうか、速度制限が少しゆるまりました。

早速、続きの記事を投稿していきたいと思ったのですが、ちょっと脱線します。

ことの発端

前回の記事のコメント欄で、剣竜さん(ゾッ帝外伝の作者)が興味深い情報を提供してくださいました。その内容がこちら ↓

キャラクターの設定がライトノベル法研究所のキャラクターの作り方の欄にある『登場人物の設定作りのコツ』のテンプレをまんま使用してるんですよねこれ

ライトノベル法研究所』とは、その名の通り、ラノベ作家を目指す人向けに小説の書き方をまとめているウェブサイトです。Syamuさんは(最低でも)2008年頃、このサイトで活動していたことが判明しています。

剣竜さんが仰ったページはこちら→(登場人物の設定作りのコツ・キャラクターの作り方)です。このページを読むと、以下のようなキャラ設定のテンプレが掲載されています。

 次に、プロフィールを形成する以下の項目を埋めていきましょう。

  1. 名前 性別 年齢
  2. 人種 種族 国籍
  3. 社会的地位 職業 信仰する宗教
  4. 趣味 癖 ポリシー
  5. 長所 短所
  6. 知性 知識 健康状態
  7. 特技
  8. 武器 武術 魔法 その他の能力
  9. 履歴(過去のトラウマ、重要な体験)
  10. 両親、親戚、兄弟姉妹、配偶者、恋人、子供

Syamuさんが前川祐二の設定として示した項目は47個あります。そのうち30個が上記のテンプレと一致していました。率にして約63.8%です。たまげたなぁ。

とはいえ

まあ、『ライトノベル法研究所』はかなり有名なサイトのようですから、かなりの人がこのテンプレを利用しているでしょうし、そもそもテンプレとはパクられる(利用される)ためにあるものですし……今回の記事はこれでおわり!閉廷!

蛇足

「あっ、おい待てぃ(江戸っ子)。設定の項目をSyamuさんが改変できるわけがないゾ。絶対に元ネタがあるはずなんだよなぁ」という方もいるでしょう。

確かに、先ほど一致しなかった17個の項目――身長、体重、生年月日、住所、容貌、容姿、学年、所属クラブ、性格、口癖、動機、対立、好物、嫌いなモノ、口調、言語、心の葛藤――を Syamuさんがゼロから考えつくかと言われれば、「(パクリ)くっせぇなお前……」という方が大多数でしょう。

私もそう考えて色々と検索してみたのですが、力及ばず、100%一致する元ネタは見つかりませんでした……。しかしヒントらしきものは見つかったので、一応ご報告します。

分かったこと

調べを進めていくと、『小説家になろう』にて『パニック・ノート』という小説を発見しました。公開されたのは2010年8月。作者は未成年飲酒喫煙騒動で有名な方のようですが、今回重要なのは小説の方ですのでそちらの説明は割愛します。

さて、「キャラ設定 刈闇見爪」と題されているページをご覧ください。ここには刈闇見爪というキャラの設定が書いてあるわけですが、設定の項目を抜き出すと、Syamuさんの書いた項目と37個(健康の項目を合わせると38個)も一致しています。率にして約80.9%。しかも文言だけでなく、並びもほぼ一致しています。

予想

Syamuさんが使ったキャラ設定のテンプレの元ネタは、何者か(=影響力のある作者とか、ブロガー)が『ライトノベル法研究所』のテンプレをベースに作ったもので、2009年~2010年頃に多くの人に使いまわされていたものだったのではないでしょうか。

8年も経過しているため、元ネタが消されている可能性もありますので、これ以上の捜索は行いませんが、もし当時の小説投稿界隈の歴史に詳しい方がいましたらコメント下さいますと幸いです。

美しい幻想世界とキャラクターを描く (超描けるシリーズ)

美しい幻想世界とキャラクターを描く (超描けるシリーズ)

今回の記事は元ネタ発見まで至らなかったため、内容が薄くなってしまった気がします……。なんかごめんよ、ごめんやで?

【『これが~ユージの歩く道!』考察】第二回「キャラクター設定① 主人公について」

主人公・前川祐二についてまとめただけで1700字を超えてしまいましたので、一旦区切ります。

出典:浜ちゃんさんの小説人物設定 | 初音ミクの発表会

キャラクター設定について

前川祐二

本作の主人公です。誕生日は3月4日。Syamuさんの誕生日と同じですね。ゾッ帝同様、主人公にはSyamuさんの自己投影がかなり入っているようです。

それゆえ、仕方ないことなのですが、前川祐二はゾッ帝のカイトと似ている点が多いです。例えば、容姿の欄に「少し長い後ろ髪を小さく結んでいる」とありますが、カイトも同じ髪型です。キャラの方向性も、前川祐二は熱血漢、カイトは正義感が強いとされており、かなり近いです。また、

前川祐二「なんとかなるさ……」(前出のキャラ設定)

カイト「なんとかしやがれ!」(ゾッ帝カイト編1章7話)

というセリフも似ています。

まあ、主人公が似てしまうのは(自己投影なので)仕方ないのかもしれませんが、主人公以外にも共通点がボロボロ出てくれば、ゾッ帝自体が『これが~ユージの歩く道!』の焼き直しである可能性も高くなっていきますね。

前川祐二に関する既存の説

まず、「人種の欄に白人と書いてあるのは白人と黒人しか知らないから」または「自分のことを白人だと思っている」といった説です。他のキャラの設定を読んでも「白人」以外の言葉は書かれていませんので、Syamuさんの脳内辞書に「黄色人種」や「モンゴロイド」といった言葉がないことは確かでしょう。そして前川祐二はイコールSyamuさんですから、Syamuさんが自分を白人だと思っている可能性は十分にあります。

次に「信仰する宗教の欄に浄土真宗と書かれているから浜崎家は浄土真宗である」または「Syamuさんは浄土真宗しか宗教を知らない」という説があります。まず、Syamuさんは他のキャラの設定で浄土真宗以外の宗教を書いています。沢木拓哉は仏教、篠崎エリナはキリスト教とあります。なので、後者の説は否定されます。まあ、浄土真宗も仏教ですけども……。

Syamuさんの自宅から約1.6km歩きますと「貝塚御坊・願泉寺」というお寺があります。16世紀後半には浄土真宗の本山が置かれたこともある由緒正しいお寺だそうですので(出典:願泉寺/貝塚市ホームページ)、浜崎家が浄土真宗でなくても、普段生活をしている中で、もしくは学校の社会科見学などで「浄土真宗」という言葉に出会っていてもおかしくはないです。あとは、本人に聞いてみないと分かりません。(ちなみに空海真言宗の開祖なので関係ないです。)

次に「海外留学している兄を嫌悪している、という設定は、Syamuさんが実家にいない妹を憎んでいることの表れである」という説です。該当項目の原文はこれ ↓ です。

兄弟姉妹:昔から一卵性双生児の兄に憧れるが、今は海外留学している兄を嫌悪している

確かに嫌悪する理由も明示されないし、プロットにも関係ない記述のなので不自然ではありますが、個人的には証拠不十分といった印象を受けます。というのも、ゾッ帝で重要人物として姉妹のキャラがかなり出てきたのに比べると、捻りすぎなような気がするんですよね……。

最後に、Youtube引退後、なろうでゾッ帝を投稿した際にSyamuさんは「浜川裕平(裕P)」を名乗りました。これは「浜崎順平」と「前川祐二」から2字ずつとったものではないかと考えられています。

理解しがたい設定

とても疑問なのが、

過去のトラウマ:母親の交通事故で、級友に陰口を叩かれ、友達も離れた

という項目です。その下には

恋人:母親の交通事故死が原因で自分は落ち込み、恋人相手せず破局

という記述もあります。母親が交通事故死した人に対して、いったいどんな陰口を叩くというのでしょうか……? 「恋人相手せず」という言葉をどのような意味でSyamuさんが使ったのかは分かりませんが、家族を亡くして悲しんでいる彼氏と別れる彼女もなんだかなぁ……という感じがします。

考えられるのは、母親が飲酒運転で事故を起こし人を轢いてしまい母親自身も死んでしまった、といったパターンです。これならば多少は陰口を叩かれるかもしれません。しかし、そうすると主題に関係ない部分の設定が重すぎて、かなり変ですよね。

ここの部分は本当に謎です。

次回は主人公以外のキャラをやります。

【『これが~ユージの歩く道!』考察】第一回「執筆の背景とプロット」

通信制限が解除される見込みが立たないので、ゾッ帝考察の最終報告は少しお休みします。その代わりと言っては何ですが、ゾッ帝と並ぶSyamuさんの代表作『これが~ユージの歩く道!』の考察記事を投稿したいと思います。

執筆の背景

Syamuさんの piapro 時代

Syamuさんは 2009年~2010年頃、コンテンツ投稿サイト「piaproピアプロ)」で活動していました。当時は「浜ちゃん」(のちに「シン」に変更)と名乗り、音楽やイラスト、歌詞、小説などを投稿していたようです。名曲『サヨナラアトピー』が生まれたのもこの時期です。

彼は作品を投稿するだけでなく、piaproのコラボ(コミュニティ)に参加したり、さらにはコラボ企画の主催もしていたようです。そのため、Syamuとして有名になる前のSyamuさんと一般の人々の会話が残っている、というのは特筆すべき点でしょう。「Syamuさんは昔からSyamuさんだったんだなぁ……」というのが、よく分かります。

『これが~ユージの歩く道!』の執筆過程

さて、Syamuさんは 2009年10月頃、小説を書いて切磋琢磨し合おうといった類のコラボに参加していたようです。彼はそこで自作小説『これが~ユージの歩く道!』の設定を公開しました。現在、その内容はコラボを主催していた方のブログの記事(ほーい、ついに来たよ | 初音ミクの発表会)で確認することができます。

その後から12月2日までの間に、Syamuさんはキャラクター設定を公開したようで、前出のブログの別の記事(浜ちゃんさんの小説人物設定 | 初音ミクの発表会)でその内容を確認することができます。

2009年12月8日、ついに1話~4話が piapro に投稿されました。なお、5話以降の投稿は確認されておらず、未完の作品と考えられています。

それから約2年半が経過した2012年6月頃、Syamuさんは小説投稿サイト「小説家になろう」に「シャムたん」という名前でアカウントを開設し、『これが~ユージの歩く道!~幼少期編~』という小説を投稿していたそうです(出典:用語集 - Syamu_game @ ウィキ - アットウィキ)。残念ながら、早々にアカウントが削除されたらしく、内容は不明です。

プロットについて

実は、この作品のプロットとされているものは2種類ありまして、どちらが正しいのか分からないんです。もしくはどちらも正しいのか……。

1つ目は「ほーい、ついに来たよ | 初音ミクの発表会」で確認できるプロットです。

舞台は現代、ジャンルはオーソドックスな学園青春モノのようです。プロットからストーリーをざっくりまとめてみますと、こんな感じです ↓

父親の転勤で神芳(かみよし)町に引っ越してきた主人公・前川祐二は、聖北(せいほく)学園という全寮制の高校に通うことになった。しかし転校早々、彼は廊下で風紀委員長と鉢合わせ、ぶつかった勢いで彼女のファーストキスを奪ってしまった上、胸も触ってしまう。破廉恥の烙印を押されてしまった祐二は、なんとか彼女の誤解を解くが、その後、彼女に振り回される生活を送ることになる。

どっかで見たことありそうな内容ですよね。市販のラノベとかエロゲのストーリーって言ったら、Syamuさん知らない人は信じそう。

2つ目は「piapro - 作品 - Syamu_game @ ウィキ - アットウィキ」で確認できるプロットです。舞台やジャンルは先ほどのプロットと変わりません。先ほどと同様に、ざっくりまとめてみました。

父親の転勤で神芳(かみよし)町に引っ越してきた主人公・前川祐二は、聖北(せいほく)学園という全寮制の高校に通うことになった。登校中、彼は通学路で熱を出して倒れている女生徒に出くわし、彼女を助けた。彼女は同じ学園に通う後輩であった。文化祭や体育祭を通して、仲良くなる2人であったが、彼らの前途に暗雲が立ち込める。実は、彼女は不治の病に侵されており、次の誕生日までの命だったのだ。

「プロット制作途中」という題がつけられていることから、完成版ではないように思えますが、1つ目のプロットに比べると非常に詳細です。

ここら辺の詳しい考察はとりあえず後に回して、次回はキャラクター設定について見ていきます。

みだらな不治の病です。 (ビーボーイコミックスデラックス)

みだらな不治の病です。 (ビーボーイコミックスデラックス)

報告が遅れてしまいましたが、アンコールさん、図の間違いを教えてくれてありがとうだで! 直しましたので100点とさせていただきまスゥゥゥゥ……

通信制限は来月にならないと解除されないかもしれません……。メール、ツイッター以外のインターネットに関しては、友人宅やフリーWi-fi、ネカフェなどを利用させていただいて、どうにか凌いでいます……。