「ゾット帝国」を徹底解明

syamu game(裕P)さんが執筆した小説「ゾット帝国」を考察しています。

Twitter アカウントをつくりました

久々に丸一日オフだったので、ゾッ帝最終報告の3章を投稿しようと思っていたのですが、運悪くモバイル Wi-fi の速度制限がかかってしまい、まともにインターネットができない(Googleで検索結果が表示されるのに3分くらいかかる、ニコニコは完全に見れない)状況になってしまいました。やっぱ固定回線を引いておけばよかった……。

色々試してみたところ、Twitter は比較的動作が軽い(と言っても、画像1枚を表示するのに40秒くらいかかる)ようなので、この機会に Twitter アカウントを作ることにしました。これです ↓

私はあまりSNSが得意ではないので避けていたのですが、ブログとSNSは相性がいいらしいので、やった方がいいんだろうなぁ……とは思ってたんです。これを機に、より多くのSyamuファンチの方と考察を深めていければいいなぁと思っています。

呟く内容は、今のところ、ブログの新規投稿のお知らせと、その時思い付いた新説、を予定しています。普通に雑談とかもツイートするかも知れへんわ。どっこいどっこいやな、どっこいどっこい。

なお、今回エゴサーチをしたところ、何人かの方が私のブログの記事を引用ツイートして下さっていました。本当にありがとうございます。

【ゾッ帝考察80】最終報告 第二章「執筆過程と物語の構造」

文を作るのに欠くべからざるものは、何よりも創作的情熱である。

―― 芥川龍之介

第二章 執筆過程と物語の構造

2.1 執筆順とストーリーの時系列の相違

執筆はストーリーの時系列に沿って行われるのが一般的であるが、ゾッ帝においてはこの2つが食い違っている。それどころか、バラバラに執筆された箇所や、ストーリーが飛び飛びになっている箇所が散見されるなど、非常に複雑な様相を呈している。このことは、2015年11月に、ぎ~く氏が発表した「ゾット帝国〇〇がゆく!の原題を考える。」という研究に詳しい。

大まかにいうと、ゾッ帝では、ストーリーの時系列は1章から5章の方向へと進むが、執筆は5章から1章の方向へなされている。

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2.2 ストーリーの観点からの分類

ゾット帝国シリーズはストーリーの観点から見ると、以下の4つに分類できる。

一つ目は、ジン編・カイト編の冒頭に付されている設定集である。

二つ目は、カイトとジンの少年期の物語である。ここにはカイト編1章、ジン編1章及び2章が属する。以後、これを『第一部』と呼称する。

三つ目は、カイト・ジンの青年期の物語である。ここにはカイト編2章、ジン編3章が属する。以後、これを『第二部』と呼称する。

四つ目は、光秀・仁の物語である。ここにはカイト編3章~5章、ジン編4章及び5章が属する。以後。これを『第三部』と呼称する。

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2.3 執筆の過程

Syamu氏は、2015年3月に投稿を始めた。彼は最初、和風ファンタジー小説を執筆していた。これが後の『第三部』である。

2015年4月下旬、彼はストーリーを急遽変更し、異世界転生モノを書くことにした。このことは「異世界転生!苦悩の剣の物語 ~闇の勾玉~」更新しました!という活動報告において作者本人が明言している。

この方針転換によって書かれたのが『設定集』及び『第二部』である。なお、カイト編2章は、転生したカイトが自身の子孫である光秀に憑依するという内容であるが、これは「異世界転生モノに路線変更したいが、これまで書いてきたもの(=第三部)が無駄にならないようにしたい」という思いが生み出したものであろうと考えられる。

しかし、第二部の執筆は早々に止まる。5月中旬から6月上旬まで、Syamu氏は全く投稿を行っていない。

6月中旬以降、彼は「新エピソード」と称し、第二部において主人公であったカイトとジンの過去編の投稿を始めた。これが後の『第一部』である。このことはカイト編1章1話のあとがきにおいて作者本人が明言している。同時に『設定集』にも追記がなされた。

9月上旬の『ファンタジー小説大賞集団投票事件』以降、新しい投稿は行われていない。

2.4 各部の比較

以下は、各部の要素を抜き出して整理した表である。

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ジャンルや舞台は違えど、敵が悪いことをしようとしているのを主人公が阻止しようとする、という構図は共通している。

2.3 ゾット帝国シリーズの構造

ゾット帝国シリーズは基本的に、善の系譜(主人公)と悪の系譜(敵)の対立、という単純な構造をしている。そして、この対立構造を生み出す土壌を作ったのが『呪師(悪しき者)』という人物である。

古代以前の時代に生きていた『呪師(悪しき者)』は、とある姉妹を呪い殺し『神』と『死神』に転生させ、その力を利用し国を支配した。その後、『神』と『死神』の力が暴走し、国は亡びる。呪師は『神』と『死神』の力が他のものの手に渡らぬよう、姉妹の魂を物に封じ込め、さらに時間が経てば魂が他の物に移るように術式を組んだ。呪師は怒った民衆に殺されるが、『神』と『死神』の力は様々な形で受け継がれたと考えられる。

善の系譜とは『神』の力を受け継ぐ者たち、悪の系譜とは『死神』の力を受け継ぐ者たちのことである。

第三部で登場する『(対の)勾玉』については『神』と『死神』の力が宿っていることが明言されている。また、本編では明言されていないものの、第一部の『オーヴ(古代王ウィリアム→少年期カイトが所有)』や第二部の『天生牙(青年期カイトが所有)』や『煉獄(青年期ジンが所有)』も、その力から察するに、『神』と『死神』の力を宿しているものと思われる。(本編以前に関しては情報が少ないため、解釈が二次創作に近くなることをご了承願いたい。)

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なお、もともとは善の側にいたが、悪の側になってしまった登場人物(古代王ウィリアムや一条仁、勘兵衛)も存在する。

「つらいから、会社やめます」が 言えないあなたへ

「つらいから、会社やめます」が 言えないあなたへ

 

前回の投稿から、ずいぶん期間が空いてしまいました。

今仕事が大変で(今日はもうすっげぇキツかったゾー)、なかなか投稿できなくて、すいません許してください!何でもしますから!(なんでもするとは言ってない)。

【ゾッ帝考察79】最終報告 第一章「はじめに」

悪しき作家とは、読者に理解できない自己の内部での文脈を考慮に入れながら書く連中である。

―― アルベール・カミュ

はじめに

1.1 背景

広島県出身のクリエイター、syamu_game(1984~)は 2000年代末から様々な分野で活動し、多大なる影響を残した。彼の活動は、小説の執筆、作詞、作曲、歌唱、作画、動画制作といった芸術分野に留まらず、イベントの開催、新料理開発、配信による言論活動、のびハザ学研究など、多岐にわたる。

2014年12月のYoutube引退以降、syamu_game について様々な考察がなされているが、その多くが彼の動画作品や生活環境を対象としたものであり、小説作品についてはあまり顧みられてこなかった。特に長編小説『ゾット帝国シリーズ』は、一時、『第8回ファンタジー小説大賞』の受賞が確実視されるほどの支持を受けたカルト的作品である一方、読破すら困難と言われるほど難解であり、考察も少ない状況にある。

1.2 目的

本報告の目的は2つある。一つ目は、『ゾット帝国シリーズ』の内容を整理することで、この作品を読む際のガイドラインとなることである。二つ目は、syamu_game 氏が構想していたであろう『ゾット帝国シリーズ』の完成図を明らかにすることである。

なお、本編の情報量が少ないため、第二の目的を達成するためには、ストーリーの一部を二次創作で補わざるを得ない。この点は注意されたい。

1.3 構成

本報告の構成は以下のようになっている。

第二章では、ゾット帝国シリーズ全体の構成と物語の構造について述べる。

第三章では~ ※ 随時追記

1.4 用語と定義

ゾット帝国シリーズ

『ゾット帝国シリーズ』とは、syamu_game 氏が『裕P』名義で2015年に執筆し、小説投稿サイト『小説家になろう』で公開した『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~』と『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~』の2編の総称である。略称は『ゾッ帝』。本報告において「本編」、もしくは「原作」とはこのことを指す。

カイト編

本報告では『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~』を『カイト編』と呼称する。また、カイト編は『設定集』『禁断の森の奥』『異世界アルガスタ~異世界ユニフォンへ』『茜ちゃんと神さま』『栞の誕生日プレゼント』『目覚めた力』の6章に分かれているが、それぞれ『カイト編設定集』『カイト編1章』『カイト編2章』『カイト編3章』『カイト編4章』『カイト編5章』と呼称する。

ジン編

本報告では『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~』を『ジン編』と呼称する。また、ジン編は『設定集』『ルビナ姫との出会い』『激動のカーチェイス』『異世界アルガスタ~異世界ユニフォンへ』『信二の大学生時代』『屋敷での攻防』の6章に分かれているが、それぞれ『ジン編設定集』『ジン編1章』『ジン編2章』『ジン編3章』『ジン編4章』『ジン編5章』と呼称する。

syamu_game

ゾット帝国シリーズの作者である。一般的には大物Youtuberとして知られている。『小説家になろう』では『裕P』や『浜川裕平』と名乗り活動していた。本報告において「syamu」、「原作者」もしくは「作者」とは彼のことを指す。

順文学

狭義には、syamu_game 氏が執筆した小説群、広義には、彼の言語表現の総体を指して『順文学』という。本報告おいては前者の意味で用いる。

※ 随時追記

1.5 先行研究

順文学研究の第一人者、『ぎ~く』氏は、2015年にブログ『はなくそモグモグ』にて「順文学頻出表現」や「ゾット帝国シリーズの原題」に関する考察を行い、syamu_game 氏の語彙力やゾッ帝の執筆過程を明らかにした。

ゾッ帝二次創作小説の作者、『剣竜』氏は2015年より公開している『ゾット帝国物語外伝 丘の民の伝説編』にて、執筆の合間を縫い、世界観やキャラクターに関する考察を行っている。

『大便ソムリエ』氏は、ブログ『淫夢+syamuの一考察』にて、2016年より「ジン編ガイジポイントツアー」と題し、ジン編の文章表現を精査している。

『天野美咲』氏は、2017年にブログ『An Algasta』にて、カイト編1章の登場人物の情報を簡潔にまとめた記事を公開している。

キャラクターカイト スプラトゥーン2

キャラクターカイト スプラトゥーン2

 

浄水器兄貴コメントありがとナス!

仕事の関係でバタバタしてまして、投稿頻度が下がっていますが許してクレメンス

【Syamu経済】大物Youtuber、ホテル浦島を動かしていた

2016年頃の話なので「みんな知ってるのかな?」とググったら、意外と取り上げているサイトがなかったので一応書きます。

Syamuさんからホテル浦島へのアドバイス

この発言は「和歌山勝浦編パート19(ホテル浦島-亀の像)」にてなされたものです。

もうーマスコットキャラクター、作っちゃえば良いんじゃないの?っていう感じ、だったんですけどね。ていう感じやで。もうホテル浦島の、イメージキャラっていうかマスコットキャラクター作った方がええんちゃう?亀、亀に関連したキャラクター。はい。ニンジャタートルズっぽい、感じの、あれはちょっと、あれはちょっと渋いからな。あれはちょっと渋いわ。ニンジャタ、タートルズは渋いわ。タートルズじゃなくてなんか、ちょっと、亀、ま亀なんだけども可愛い感じの、亀のキャラクターに。作ったら、もうちょっと、ホテル、浦島の、イメージアップに繋がるかもしれないね。はい。まぁ俺が、ビジネス提案したとこで、うぐ、そのホテル浦島が動くわけでもないしな。あくまでそう思っただけ、ですからね。客、の一人として。はい。

出典:本編書き起こし/実写系/和歌山勝浦編 - Syamu_game @ ウィキ 

ホテル浦島を動かした無職UC

伝説の和歌山勝浦旅行から約2年。ついに……

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出典:カメのマスコットキャラ 名前決定!! | 新着情報 | ホテル浦島 公式HP 

 

やったぜ。

 

Syamuさんが提言した「可愛い感じの亀のマスコットキャラクター」がしっかりと反映されています。

キャラの設定は以下の通りです。

浦島タッキー

性別:男の子

出身地:和歌山県那智勝浦町

誕生日:6月6日

好物:マグロ(お刺身)

浦島ウララ

性別:女の子

出身地:和歌山県那智勝浦町

誕生日:6月6日

好物:マグロ(お刺身)

……ちょっとキャラ設定が雑なのは、ゾッ帝リスペクトやろなぁ(すっとぼけ)

ホテル浦島のイメージアップにつながっていた!?

浦島タッキーと浦島ウララは2016年のゆるキャラグランプリで、1421キャラ中295位と、結構上位に食い込んでいます。

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出典:ゆるキャラグランプリ2016 | ホテル浦島 公式HP 

これはもう、Syamuさんが予想した通り、マスコットキャラ制作がホテル浦島のイメージアップにつながったと言っていいんじゃないでしょうか。

Syamuさんが動かした企業一覧

ついでにまとめておきます。

安曇野食品工房株式会社

2015年12月1日開始の「CAFÉ太のクイズキャンペーン」の Q5 にて、EMIALの読み方を出題。

※ キャンペーンページは新しいキャンペーンのものへ変更されているため、当時の情報はWiki や動画、ブログ、公式FBなどで窺い知れるのみです。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンHD

2017年4月24日、爽健美茶 健康素材の麦茶」を発売。

出典:「爽健美茶」、「爽健美茶 健康素材の麦茶」2017年4月24日 新発売

日本マクドナルド

2016年6月15日、「裏てりやきマックバーガー」「裏チキンフィレオ」「裏ダブルチーズバーガーを発売。現在は販売終了。

パッケージにデカデカと「裏」という文字が書かれていたため、Syamuさんの「また裏返しですね」発言に対して、ついにマクドナルドがガチギレしたのかと思われた。

出典:http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2016/promotion/promo0609a.html

カルビー株式会社

2016年6月、夏ポテトのパッケージデザイン変更。対馬」の文字がなくなる。

2017年7月、またもやパッケージデザイン変更。対馬」が復活。

出典:夏ポテト | ポテチ博物館

※ 「夏ポテトのパッケージから『対馬』のフリガナがなくなった or 復活した」というのはSyamuさんがポテチ動画を投稿する前の出来事であるため、間違いのようです。詳しくは出典をご覧ください。

ユニー・ファミリーマートHD

2016年11月29日、「ポテトチップス2種のうすしお味」を発売。

こんな企画会議通すの難しそうなアイディア、俺オナ民じゃなかったらやろうと思わないでしょ(偏見)

出典:ポテトチップス2種のうすしお味 |商品情報|ファミリーマート

日清食品

2017年6月5日、チキンラーメンどんぶり キムラー」を発売

Syamuさんがキムチをのせたのはマルちゃん(東洋水産)のカップラーメンだが、チキンラーメンが何度もSyamuさんの動画に登場していることや、出典のサイトを見ると「話題の "ねとめし" レシピがついに商品化!」という煽り文句がついているので、Syamuさん発祥の可能性は否定できない。

出典:「チキンラーメンどんぶり キムラー」(6月5日発売) | 日清食品グループ

2017年10月30日、「カレーメシ」公式ツイッターが「カレーメシクッキング② ポテトチップスカレーメシ」と称して、砕いたポテチをカレーメシの上に載せるアレンジを紹介。

どこがクッキングなのか、私には理解に苦しむね(ぺチぺチ)

出典:Imgur: The magic of the Internet

Syamu経済、どんどん拡大していけ。

【ゾッ帝考察78】ジン編 3章~5章 中間報告B「歴史についての新情報、ストーリー、その他」

と、そのまえに

※ この章はこの記事の改稿に伴い、移植してきたものです。読んだことのある方は飛ばしてください。

興味深いコメントが来たのでご紹介します。こちらの記事にて、浜ちゃんさんからのコメントです。

毒ガスの描写は映画「ザ・ロック」のパクリっぽいですね。ガスの影響で皮膚が焼けただれた人が助けを求めるシーンとかありましたし。

はえ~すっごい詳細……。コメントありがとナス!

今度、貝塚に行く人にお願いしたいんですけど、貝塚市の図書館で映画「ザ・ロック」が見れるかどうか、調べていただけませんかね?

図書館でどんな映画が見られるかが分かれば、Syamu学が進展するような気がするんですよね。

歴史についての新情報

呪師関係

呪殺された人が呪師を恨むほど、に力を与えることになる。

呪師は、時間が経てば神と死神の魂が他の物に移るよう式を組んだ。

死神の力を使って、恨みのある人間を消すことができる。ただ、闇の力が強い人間ほど、その分、悪魂(あくだま)が必要になる。

魔王復活関係

紅月は「あかつき」と読む。

アルガスタの多くの人にとって、ユニフォンは伝承上の存在。

百年前の紅月の日に、魔王に変身したのはアルガスタ十四代国王。彼はユニフォンへ侵入するためゲートを作ろうとするが、年老いていたため一歩及ばなかった。

討伐隊の裏切り者=ユニフォンで魔王とともに行動している=千春 or アリス(元々アルガスタにおり、ユニフォンに向かったことが明示されているアリスの方が可能性は高いと思われる)。

ストーリーの流れ

3章

① 2章終了後から5年が経過。ジンは親衛隊の隊長へ出世、ルビナ姫と逢瀬を重ねる。

② 100年に1度の紅月の日。魔王教団による襲撃事件が発生。アルガスタの王族が攫われる。

③ ジンとルビナはジードやジェイの襲撃をなんとか退けるが、もともと不治の病であったルビナは逃走中に死んでしまう。

④ ジンも後を追って死のうとするが、そうする前にミントくんのミサイルを受けて死亡する。

⑤ 煉獄の効果でユニフォンに転生したジンは、光秀(転生したカイト)らと協力して魔王教団と対峙。その中でルビナの不治の病を治す手がかりを見つける。

⑥ 最終的に魔王を倒し、同時に時空のズレが修正される。これまでの世界線が消失し、時空が(魔王教団による襲撃がない)紅月の日へと戻る。

⑦ ジンは急いでルビナに施術をし、病を治す。紅月を見上げるジンとルビナ。平和な世界線が再構築され、4章へと続く。

4章・5章

① 紅月の日から約75年~95年後のユニフォン。「裏政府」は「烏組」という実力組織を発足させ、軍事力を拡大させる。

② 烏組は憲兵団の武器開発を担当していた木下佑蔵を脅し、新兵器を開発させようとするが、佑蔵は首を縦に振らなかった。(本編4章開始)

③ その一方で、佑蔵は新兵器、人造人間「麻里亜」の試作型を作る。

④ ひょんなことから佑蔵の息子、木下信二は右肩を負傷。お菊を伴い、実家へ戻る。

⑤ お菊は使用人として雇われ、麻里亜は家庭教師として信二に補講を行った。信二は在宅で大学を卒業する。

⑥ その頃、しびれをきらした烏組が佑蔵の妻を殺害。佑蔵は周囲に流行り病による病死だと嘘をつく。

⑦ 復讐に駆られた佑蔵は、秘密の屋敷に転居し、そこに息子である木下信二を軟禁。屋敷の地下で新兵器の研究や使用人の戦闘訓練を繰り替えす。(この頃、銀二がお菊に拾われ屋敷へとやってくる)。

⑧ 新兵器の研究に多額の費用を要したため、武器の闇取引に手を染める。また、研究中の事故により大きな傷を負った佑蔵は、自身の身体を機械化させる。

⑨ 佑蔵はわざと烏組に情報を漏らし、屋敷で使用人と烏組を戦わせ、戦闘データを収集。麻里亜を完成させる。信二は父の行為に怒る。

⑩ しかし、試作型とデータリンクした麻里亜は佑蔵を裏切り、信二の側につく。

⑪ 信二と佑蔵が戦う。信二が勝利を得る寸前、佑蔵は煙玉で視界を奪う。(本編5章終了)

※ ここからカイト編3部へつなげる必要があります。以前の記事で書いたものとは異なる展開を記します。整合性を精査していないので、最終報告ではまた変わるかもしれません。

⑫ 敗北を悟った佑蔵は屋敷を爆破する。佑蔵を憎みきれなかった信二は、死神の力を使い、勘兵衛の死体に佑蔵の精神を入れることで、父を復活させる。

⑬ 信二は憲兵団に就職し、世の不正と戦うが、裏政府によって殺される。社会に絶望した信二は死後の世界で死神と契約し、一条仁に転生。

⑭ 一条仁と勘兵衛は協力して国盗りを行うことにする。(カイト編3部へ続く)

追加で解説

本編に沿うならば、勘兵衛は、普通の生活→(妻と息子が病死)→酒浸り(八重と結婚し神楽が生まれる)→改心(お菊と暮らす)→洗脳(攫われて烏組副隊長に)→洗脳が解け殺される→?????→武器商人になり、3人目の妻をめとる(龍之介が生まれる)→3人目の妻を銃殺(その他、梓の両親なども殺す)、という人生を歩んでいます。

「?????」の前後であまりにも勘兵衛の性格が変わりすぎていますよね。つまり、ジン編では一度は酒に溺れたものの、基本は純朴な農夫として描かれている勘兵衛が、カイト編では街を裏から支配する武器商人へと変貌しています。これはちょっと無理がありますよね。

そこで私は、カイト編で描かれる勘兵衛は、まるでジン編の木下佑蔵のようだ、という点に着目しました。こうして、カイト編の勘兵衛は中身が木下佑蔵なのではないか、という説が生まれました。

その他

主な矛盾点・不明点

3章1話のジンとルビナの出会いについての記述は、明らかに1章と矛盾しています。カイト編でも同様のことがありましたが、これはもう無視するしかないです。

3章2話(カイト死亡後のアルガスタ)でアリスが登場していますが、カイト編2章2話(カイト転生後のユニフォン)でもアリスが登場しており、2つの世界に同じキャラがが同時に存在してしまっています。かなり無理やりですが、カイトの死亡から転生に至るまで、ある程度時間がかかった、ということにすれば矛盾を解消できます。

また、同話で

その時、扉を突き破って、腕の様なものが伸びてきて、腕が魔物を捕まえて腕が引っ込む。

↑ この部分は何を言ってるのか全然わかりません。なんとなく「ミントくんが魔物を食べてエネルギーにした」という描写なのかな~とも思いましたが、確定できる表現がないのでどうしようもないです。

その他のその他

信二の武装

敵の物理攻撃以外を吸収し、力に変えることができる銃と刀。木下佑蔵が製造。

憲兵隊の服など、他の装備も木下佑蔵が作った特別なもの。

魔王封印祭

毎年、城下町で昼間に行われ、酒が振る舞われる。

佑蔵が信二にあげた信号銃

いつ使われるのやら……

ゾッ帝の死生観

ゾッ帝には「死ぬ→三途の川を渡る→本当に死ぬ」という死生観がある。三途の川を渡るまでには多少時間があるので、その間に措置をすれば生存を続けることができる。

次からは最終報告に入ります。最終報告は1記事に2~3日かけて、じっくり書いていこうと思います。

【ゾッ帝考察77】ジン編 3章~5章 中間報告A「時代と舞台、組織、キャラクター」

では、最後の中間報告に入っていきたいと思います。

今回は最終報告を控えているため、1章~2章の内容は省略します。

時代と舞台

3章では、前章から5年が経過し、主人公ジンはアルガスタ王国親衛隊の隊長に出世しています。場所は、アルガスタ王国の王都ガランにある王城です。

4章・5章はユニフォンが舞台で、主人公はカイト編3部で敵だった一条仁の転生前、木下信二です。4章と5章はストーリー的には連続していますが、時間的には2年以上の空白期間を挟んでいます。

地理関係

アルガスタの結界

アルガスタ(地名)には魔物が入らないよう結界が張ってある。逆に言えば、結界が張ってあるところが「アルガスタ」と呼称されているだ。

王城

王族の居住区には非常に強力な結界が張られている(なお、内部からの攻撃には弱い)。

王城には、王族に代々伝わる秘密の抜け道があり、ルビナ姫の部屋の場合、書棚の本を紫、緑、青、黄、赤の順で上から押すと、ベッドごと地下まで行くことができ、地下から城下町に抜けることができる。

組織

魔王教団

3章での敵。カイト編でも登場している。

新情報としては、魔王教団の者は王族に化けようとすると拒絶反応が出ること、ジードが「寿命は1,000年」や「魔王とはテレパシーで連絡を取り合っている」と発言しているため、他の魔王教団の者も同様の可能性があること、魔王教団はアルガスタ征服のために人間を魔物にしたこと、などが明かされた。

裏政府

4章・5章での敵。

本編で何度も登場する「影の組織」とは、おそらく「裏政府」を中心とした非合法組織の総称であろう。

「烏組」を発足させ使役している。

烏組

裏政府旗下の実力組織。洗脳技術で村人を兵に仕立て上げようと実験をしている。

隊長は甘楽、副隊長は洗脳された杉森勘兵衛(5章で死亡)。

注射すると怪物化する薬物なども研究しているようだ。

紅桜

斎藤隆盛を頭とする組織。本編を読む限りでは、ならず者の集団、といった印象を受ける。ただし、斎藤隆盛が(たいした理由が明示されるわけでもなく)飯屋を爆破しているので、過激な武装集団レベルの可能性も否定できない。

キャラクター

3章

ジン

3章では21歳。

隊長昇格祝いにルビナからプレゼントされた「煉獄」という剣を装備している。

アルガスタ親衛隊の隊長。本が好きで、よく鍛錬をサボっている。

ルビナ姫の護衛任務中にルビナ姫に告白し、めでたく恋仲になるも禁断の恋だったため、何かと理由を付けて逢瀬を重ねている(ルエラだけが理解者)。

ルビナ

3章では20歳。ルエラの姉。

次期アルガスタ王妃であることに責任を感じている。(アルガスタ王国では他国の王族から婿をとって国王に据える予定らしい。しかし統治権はルビナに残る。)

不治の病を患っているが、妹のルエラ以外には内緒にしている。

ルエラのように治癒術を使うことはできないが、シールドのような魔法を使うことはできる。(王族は基本みんな魔法を使える)。

フジ

モブ親衛隊兵士。ジンに弟のように可愛がられていたが、魔王軍襲撃で死亡。

ジー

魔王教団所属。黒豹の獣人。男性。

テレパシーで遠くから人間を操ることができる。

魔王復活に興味がないらしく、病気を患っているため魔王も欲しないルビナの血を研究して、特別な力を手に入れようとしている。(ルビナには僅かに魔王の血が流れており、紅月を浴びると特別な血になるらしい)。

単独行動を好む。

ジェイ

クソザコ大鷲。(カイト編でも登場しているため省略)

アリス

魔王教団所属、16歳女性。魔法使い。カイト編でも一瞬登場している。

ぶりっこ娘。とにかく可愛く見られたい。

魔力は高く、実力は本物。ぬいぐるみのミントくんを武器に戦う。

ミントくん

普段は小さなくまのぬいぐるみだが、アリスの魔力で凶暴な魔物に変身する。

武器は鋭い爪、レーザービーム、ミサイル等。一人称は「オデ」。

4章・5章

木下信二

主人公。木下佑蔵の息子。名前はカイト編で既に出ており、一条仁に転生する予定。

大学で剣術を学ぶ学生。すでに卒業と就職先が決まっていたが、卒業後、実の母を失い、お菊と共に父の屋敷へ転居。妻が死んだ後、人が変わったようになった父によって軟禁される。

何不自由なく育った、使用人がいた、などの記述から、木下信二の実家はかなり裕福であると思われる。

将来は政治家になり、動乱の時代を終わらせることを志している。

父から黒い勾玉を贈られた際に、死神と出会う。

斎藤隆

紅桜の頭。木下佑蔵から買った爆弾で飯屋を爆破した。

以前、憲兵団の伊藤と戦い頬に刀傷をつけられた。

魔法を使う女(?)

魔法で住民を助けているので、神楽かと思われる。

杉森お菊

カイト編でも登場。

幼い頃に母を病気で亡くし、父に育てられる。しかし父が賭博で借金作ってしまい、お菊は大学中退。遊郭で働き、その借金返している。今は父も賭博をやめ、真面目に畑仕事している。

そんな折、斎藤隆盛との勝負で怪我をした信二を助けたことで物語に巻き込まれていく。信二の説教(迫真)で遊郭を辞めた後は、木下家の使用人になる。信二軟禁後は屋敷の地下で戦闘訓練を受ける。

杉森勘兵衛

お菊の父。

ある日、影の組織に攫われ、洗脳の実験台されてしまう。洗脳後は「烏組副隊長」という役職におり、お菊と信二を襲撃するが、お菊の呼びかけで洗脳が解ける。しかし、勘兵衛を処分しに来た甘楽によって特殊な薬を打たれ怪物化。銀二によって殺される。

※ カイト編でも同名の人物が登場しており、同一人物であると思われるが、設定がとっ散らかっているため、整合は最終報告に回します。

木下佑蔵

中年の男。

4章(信二の大学生時代)では、憲兵団のために武器を開発する技術者をしていたが、裏では影の組織に新しい武器を造れと脅されていた。

4章後のある日、妻が影の組織に殺される。佑蔵は影の組織から姿をくらますため、秘密裏に建てた屋敷へ転居し、そこへ息子を軟禁。影の組織に復讐するため、屋敷の地下で人造人間の研究を繰り返し、その研究費を稼ぐため、武器の闇取引に手を出す。

5章では、新兵器である麻里亜を完成させるため、使用人に訓練を施した上で烏組に情報を流し、両者を戦闘させデータを採取。現在の屋敷を捨て、新しい屋敷へ転居予定。

なお、現在は研究中の事故により身体が機械化している。

アンドロイド技術だけでなく、医学や薬学にも精通。ハゲを気にしている。

銀二

孤児で路頭をさまよっていたところをお菊に拾われる。

お菊に弟のように可愛がられている。

剣術が得意。素早い移動(おそらくなんらかの体術)を使える。

カイト編で一条仁のお伴をしていた少年はこいつ。

麻里亜

最初は家庭教師として、後には用心棒として木下家に雇われる。

実は佑蔵によって作られた人造人間。

本編中では描写されていないが、信二との間には深い絆(思い出)があるらしい。

死神(楓)

遥か昔、呪師によって死神になった少女。佑蔵が町の骨董屋で黒い勾玉を買い、お守りとして信二にプレゼントしたところ、その中に眠っていた。

信二が死神の力の主にふさわしいか見定めている。

カイト編で光秀が手にした白い勾玉のなかに眠っていた「神」の妹。

「楓」とは信二が付けた名前。

甘楽

烏組の隊長。女性。カイト編では名前だけ登場していた。

咲ちゃん

遊女のような巨乳の女性。なぜか巨大なモニターに姿が映った。

おはようミントくん

おはようミントくん

 

今日はオフなんで、日付変わる前にあと1個か2個くらいは投稿します。

【ゾッ帝考察76】ジン編 5章 7話「父との戦い」

長らくやってきたゾッ帝の各話分析も、これで最後となります。

お読みくださった皆様、本当にありがとうございます。

次回の記事は最後の中間報告です。その後は最終報告を行います。

そんな記念すべき記事にも関わらず、本編の内容が薄いため、この記事もスカスカな内容となっております。あらかじめご了承下さい。

本編リンク:https://ncode.syosetu.com/n7406co/26/

新しい銃の特徴

恐らく、この銃は敵の物理攻撃以外を吸収し、力に変えることができる銃に違いない。

はあ、そうですか。

ちなみに刀もそうらしいです。

「なんてこったい! そいつは、私の攻撃を吸収しやがった……」

あっお前さ佑蔵さ、狂人になる前にさ、これ作ったんだよな?

服が銃弾を防ぐ世界

毛皮のコートを盾代わりにして、銃弾を凌いでいる。

は?

わたしはマントの裾を盾代わりにする。

は?

どんなに避弾経始を徹底しても毛皮のコートやマントで銃弾をしのげるわけがないんだよなぁ……。これはもう魔法術式が組み込まれていると考えるしかないですね……。

クソ比喩

わたしの銃口から、青白い電気を帯びた銃弾が矢の様に放たれる。

 「銃弾が矢の様に」……? 速度が遅くなってないか?

この後の展開について

信二は佑蔵に勝利する寸前で、煙玉によって撒かれています。

ということは、佑蔵はここでは死なず、姿をくらまし生き続ける、のではないか……?

一旦ここで父子の戦いは終わり、信二は父の跡を継いで憲兵団に就職、しかし影の組織に殺される、そこへ現れた佑蔵は信二を一条仁に生まれ変わらせる、信二もまた闇へ落ちていく……。

こんな感じだったらカイト編の3部につながるんじゃないですかね(適当)

あと、どうでもいい話ですが、今回の話は「青白い光」という単語の登場回数がめちゃくちゃ多かったように思います。

 佑蔵「ああ、つまんねぇ」→「佑蔵=イニ義893」説